Oct. 16, 2012(作成)
Oct. 26, 2012(公表)
Jun. 10, 2020(最新追記)

研究発表Tips(プレゼンおよび資料作成のコツ)

by T. Maruyama

研究室の進捗報告や学会発表練習でプレゼン指導をすることは大学の教員の場合は多い。
教員になりたての頃は、ひとつひとつ細かく注意をしていたのだが、
不惑に近づいたのか注意をするのも疲れてきた。
さらに注意をする項目が毎回同じというのもある。

そこで、研究室学生用に少しずつ注意事項のリストを作ってみた。
作る前は20個くらいかなと思っていたら、下記のように意外と多かった。

ちなみに、自分はプレゼンが苦手でよく注意されたいわゆるダメ学生であった。
今でも発表は苦手だし、人前で話すときは緊張する。
なので、意識的に人の発表を聴講し、様々な書籍などを読むことで、少しでも良いプレゼンが出来るように心がけてきた。
で、わかったことは、プレゼンは技術なので、誰でもコツを掴み練習すれば人並みにはなれることである。
(自分は人並みかどうかはさておき)

さて、以下のリストは思い付いたことを徒然なるままに記載したものである。 したがって、項目がバラバラで見づらいことは了承いただきたい。
そして当然のことであるが主観がはいっているし、
またどの分野でも共通化ということではない。
しかし、少なくとも我々の研究室では卒業するまでは下記をクリアして発表して欲しい項目である。
発表前にひと通り目を通して、進捗報告や発表練習に挑んで欲しい。


  1. レーザポインタをグルグル回さない。
    脇を閉めて大事なポイントに照射させる。手元のブレはスクリーン上で大きなブレとなる。

  2. レーザポインタを押したまま発表しない。
    レーザ光が観衆に向いて危険。レーザポインタはスクリーンにのみ照射させること。

  3. 緑色レーザポインタを持って行く。
    赤色しか無い場合もある。赤より緑の方が人間の視感度は高い。

  4. 自分のレーザポインタを使う場合は新しい電池にしておく。
    もしくは予備電池を持って行く。

  5. 指し棒があれば、指し棒を使う。
    話しやすいし、聴きやすい。何故レーザポインタ至上主義になってしまったのかはわからない。

  6. 指し棒の先はきちんとスクリーン上に置く。
    指し棒の先がスクリーンから浮いていると、見る角度によって指している対象が異なるので聴衆者は混乱する。

  7. レーザポインタにページ移動の機能がある場合でもキーボードでページ移動させる。
    便利機能なのだが、慣れないとレーザのONボタンと間違えて押してページが移動するため理解度が下がる。
    また、PCでページ移動させる方が良い感じの間となる。

  8. 指し棒にフィンガープレゼンターを装着すると便利。
    販売中止にならないことを祈ります。

  9. グラフはエクセルのデフォルトを使わない。
    特に水色や黄色はスクリーン上では見えない。

  10. 「ご清聴ありがとうございました」のスライドは不要
    「まとめ」のスライドを見たいのに、このスライドが出るとがっかりする。

  11. ちなみに「ご静聴ありがとうございました」は誤用。
    「ご静聴願います」と最初に言うことあるが最後には使わない。聞いていただき感謝の場合は「ご清聴」が正しい。

  12. 短い発表の時は、タイトルと名前を省略しても良い。
    司会者が紹介時にタイトルと名前を紹介する。

  13. スライドの下は少し空ける。
    会場によってはスクリーンが下にあり、前の人の頭で見えない事が多い。 下にはページ数とか所属名など記載する程度でよい。

  14. 3行以上の文章にしない。
    読むのが面倒である。だったら論文誌を読みます。

  15. グラフで凡例を別枠で用いない。
    論文誌の場合は凡例枠を用いていいが、プレゼンの場合は直接示す。

  16. グラフの横軸、縦軸の意味を示す。
    IとかVだけにしない。電流 I[A]や電圧 V[V]と物理量と単位を明確に示す。

  17. 英語のグラフの場合、グラフの軸ラベルは先頭の文字のみ大文字にする。
    これは単語の先頭を大文字にするのを好む人もいるので、好き好きです。どちらにせよ、どちらかに揃える。

  18. グラフの軸目盛は内側にする。
    これは僕がそうしたいだけです。また対数目盛は副目盛もあると対数とわかりやすい。

  19. 軸範囲も重要。
    例えば位相のときは範囲は0~100°の20°間隔の目盛より0~90°として30°間隔の方がわかりやすい。

  20. 測定範囲が広い場合は対数目盛を使うこと。
    電流値や周波数など測定範囲が数桁に及ぶのでそうして下さい。じゃないと変化がわかりません。

  21. 電力比や増幅比(利得)にはdBを用いると理解が捗る。
    dBは10log(Pout/Pin)なので、10dBは10倍、30dBは10^3=1000倍、-20dBは10^(-2)=0.01倍となる。

  22. とりあえず、3dBは2倍と覚えとく。
    すると-3dBは1/2倍、6dB=(3+3)dBは2*2=4倍、7dB=(10-3)dBは10*(1/2)=5倍など換算が簡単になる。

  23. dBで考えるときは10logと20logの違いも理解しておくこと。
    10logが電力比で20logが電圧比(電流比)です。

  24. dBmも理解しておく。
    1mWを基準とした時の電力です

  25. グラフ数字に接頭辞(MとかGなど)を付けたグラフもわかりやすい。
    周波数依存性のとき、周波数軸は単位[Hz]で軸数字を"10^3, 10^4,...,10^9, 10^10"とするのが一般的だが、
    "1k, 10k,...,1G, 10G"と記した方がわかりやすくなる。
    エクセルの軸で[表示形式]-[ユーザ定義]で頑張ればできます。やり方は調べてね。

  26. 性能指数(FOM)がある場合は、その値で評価する。
    生データも大事だが、ある程度まとめたデータを作成し評価する。

  27. FOMは意味のあるものにしよう。
    自分のデータが有利になるようなFOMはナンセンス。
    トレードオフの関係にある物理量(ex. 利得と帯域など)の積などで比較する。

  28. 実験データをグラフに載せる場合は、ばらつきも表示させると良い場合がある。
    実験によるので、これは慣れて下さい。

  29. グラフを作るときは原点を通るのが正しいのかどうかを考える。
    0のときどうなるかを常に考える。回帰直線を描くとき特に大事。

  30. 大きな声で話す。
    聞こえないことには、理解しようがない。大きな会場ではマイクを使おう。

  31. かといって大きすぎるのも耳が痛いのでダメ。
    マイクを使うときは、マイクが入ってないのでは?と思うくらいが丁度いい。

  32. カラオケ握り(マイクの先の丸い部分を手で覆う握り方)をしない。
    この握り方をするとハウリングが生じることがあります。持ち手の真ん中あたりを持ちましょう。

  33. ピンマイクの付け方には注意する。
    ジャケットなどと擦れると「ガサガサ」とノイズが入り発表に集中できないので、ネクタイよりはジャケットの襟(スクリーン側)あたりが良いです。

  34. 聴衆におしりを向けない。
    スクリーンに向かって右側に立つときは右手に指し棒(ポインタ)、左側に立つときは左手に指し棒を持つ。

  35. 無駄に歩かない。フラフラしない。
    落ち着きがないように感じる。決して直立不動でいろと言っているわけではない。

  36. ポケットには手を入れない。
    そんなに偉いのか?

  37. 10秒以内で次のページに進むようなスライドは不要。
    見て理解することが困難

  38. 日本語の発表は10回、英語の発表は30回練習する
    声に出しての練習が大事です。

  39. できれば誰かに聞いてもらう。
    そして指摘を素直に受け入れる。

  40. 笑いはいらない。
    ウケを取る必要はなし。こういうのは偉くなってからして下さい。

  41. 台詞は一度は必ず作る。
    覚える必要はないが、接続詞も含め一度文字に起こすことで、修正が簡単になる。

  42. 他人の発表で良い所は取り入れ、悪い所は排除する。
    学会では発表内容だけでなく、スライドや発表スタイルもチェックしよう。

  43. 指導教員や先輩の指摘は大体が正しいので、受け入れよう。
    あなたよりは多くの場数を踏んでます。
    もちろんオリジナリティを出したければ、戦って下さい。

  44. 研究室内の発表練習には必ず参加する。
    だいたい同じような注意を受けてるはずです。

  45. 言葉に詰まったり、説明しづらいスライドは配置が悪い。
    スライド内の絵や配置、文字を変更することで、話しやすくなる。

  46. ストーリーがまず大事。
    聴衆者にとって次が想像できるようなスライド構成にする。

  47. あらすじはA4の紙を8つ折りにして鉛筆で絵を書くといい。
    裏表で16ページのスライドが完成します。

  48. とにかく全部完成させる。
    何となく完成の目処が立っても、なかなか完成はしない。なのでレイアウトなど気にせずまずは一度仕上げる。修正はそれから。

  49. データはなるべくグラフにする。
    表は大小関係や傾向を理解することが難しい。比例なのか、飽和しているのか、指数関数的に増加しているのかなど。

  50. といっても表の方がわかりやすときもある。
    ばらつきを数字で知りたい時もあるので。

  51. 表を作成するときは罫線の縦線は削除する。
    これで見栄えはかなり良くなります。
    ついでに一番上と下の横線を太くするとさらに良くなる。そしてデータ部分の横線を削除するとさらにさらに良くなる。

  52. 単位は補助単位を有効に使う。
    0.0001 Aより0.1 mAや100 uAの方が理解しやすい。

  53. 有効単位に気をつかう。
    電圧10 V、電流3.0 Aの抵抗は3.3 Ωである。決して3.3333333…としないこと。
    特にデジタル測定器は無駄に桁が多いので注意する。

  54. 文字はゴシック系を使う。
    明朝体はプレゼンでは読みづらい。

  55. ギリシャ文字は全角フォントを使わず、Symbolフォントを使う。
    見栄えがいい。(μmよりµm)

  56. µの代わりにuを用いるのも禁止。
    このくらい頑張ろう。

  57. µの変換をわすれてmのままになってることがあるので再確認。
    コピペしたときに元に戻ったりするんですかね。

  58. 全角文字は全角フォント、半角文字は半角フォントを用いる。
    これも見栄えがいいから。例えば全角はMSPゴシック、半角はArial

  59. 最近は全角はメイリオ、半角はCalibriあたりが読みやすい。
    いろいろ試してみるといい。ただOS依存フォントもあるので、あまり特殊なフォントは共通PCでの発表で文字化けする可能性あり

  60. 数字やアルファベットは半角フォントを用いる。
    全角は間抜けな感じになる。

  61. 変数は斜体にし、単位は立体にする。
    何故と言われても、その方が理解しやすいから。

  62. 数値と単位の間は1/4スペース(半角スペースでも可)を挿入する。
    ただし%や°(角度)など記号はスペースが不要。
    ちなみに、このルールでいくとケルビンKはスペースが必要でセルシウス度℃はスペース不要となる。

  63. 数式はなるべく示さない。
    難しい式として長い式を示すのは効果的だが、それ以外に見る人は殆どいない。
    どうしても示したい時は、重要なパラメータだけを示す。
    そしてそのパラメータが比例なのか、反比例なのか、はたまたルートに比例なのかなどね。

  64. Office2007以降のパワポでは数式はかっこ良くなったが、MacのOfficeには対応していないので注意。
    TeXコマンドでガシガシ書けて便利なんですが、Mac版Officeには対応していない(Office 2016で対応して欲しい)
    ちなみにこの数式ツールを開発したのが"Lambのレーザ物理"の著者の一人であるMurray Sargentらしい(驚愕)。

  65. 実験値はマーカーで、理論曲線は線で示す。
    できれば実験値はエラーバーがあったりするといい。

  66. ニヤニヤしない。
    何が面白いの?

  67. スライドのスタートはF5キー。途中スタートはSHIFT+F5キー。
    マウスでアイコンを探すのは時間の無駄。ちなみにB/Wで暗転/投影ができる。

  68. スライドのページ移動はページ数+ENTERキー。
    質疑のとき、これで移動するとスマート。

  69. 質疑用に全スライドを縮小印刷した紙を持って行く。
    上記のページ数+ENTERキーでの移動が容易となる。

  70. 1ページ内のアニメーションはせいぜい2回まで。
    ENTERキーを説明ごとにパカパカ押されると、理解の妨げになる。 早く先を見せろ。

  71. スライドの最後の一言にアニメーションを用いない。
    表示させることを忘れてて次のスライドに移るときにパカッと一瞬だけ見えてかっこ悪い。

  72. まとめのスライドはバッファとして用いる。
    なるべくまとめは説明する必要があるが、時間が無くなったときは見せるだけで言う必要はない。

  73. 時間は絶対に守る。
    時間を超過して話すのは言語道断。
    途中でもまとめページに移動してサクっと終了させた方が聴衆者受けは良い。

  74. イントロを長くしすぎない。
    イントロがないと研究内容がわからないが、長すぎて研究目的まで時間の半分を使うのもダメ。

  75. スライドを詰め込みすぎない。
    前半の説明をゆっくり丁寧にしすぎて、後半時間がなくスキップしたりスライドが数秒だけの表示する発表がある。
    時間厳守の心がけは良いのだが、聴衆は消化不良をおこす。じゅうぶんな準備をして不要なスライドは削る。

  76. 聴衆者によって発表内容を変更する。
    同じ研究成果を示すスライドでも、研究室内報告や卒研・修論発表、学会発表によって内容や説明方法を変えることは必要。
    また学会発表でもセッション分野を考える必要がある。

  77. 言いたいことをはっきり示す。
    何が問題で解決法は何で、それが出来たのか出来なかったのか。

  78. ストーリーに邪魔なものは無くす。
    削って削って削りまくる。

  79. 添字は大きく
    添字に意味を持たせることがあるので、少し大きめにする。

  80. グラフの右軸を上手く使う。
    横軸が同じ場合は、左右に2個並べるよりも有効的。

  81. 実験結果のスライドでは一番下に結論を記載する。
    グラフだけとか写真だけのスライドは何が言いたいのかわからない。

  82. 枠を塗りつぶした場合、枠線は不要。
    重要部分を四角で囲ってさらに色で塗りつぶすと、なんだかうるさい。

  83. ヘッダー部は具体的に書いてあったほうが分かりやすい。
    「実験」よりも「○○の周波数依存性」となっていたほうがいいでしょ!?

  84. ページ番号を書いておくと発表時に便利
    途中ベルが鳴ったときに、自分がどの辺りを話しているのかを把握できる。

  85. 自分が思っている以上にゆっくり話す。
    どうしても緊張すると早口になる。
    また発表時間が短い時ほど慌てるのでゆっくり話そう。時間が厳しい場合はスライドを減らす。

  86. 間を作る。
    重要なポイントを話した後に、3秒くらい間を作る。これは結構難しいが、有ると無いとでは理解度が違う。
    理解しやすい発表は得てして間の使い方が上手い。
    話す前に大きめに息を吸うと、これから重要な話があるんだなと感じる。

  87. 発表の最後はゆっくり。
    「以上で発表を終わります」を早くプレゼンを終えたくて「以上で発表を○※☆□×」と早口になる場合がある。
    「以上で発表を終わります。(一拍)ご清聴ありがとうございました。」
    この一拍があるとなしとで拍手されるされないが決まるといっても良い。

  88. 発表前はすべてのスライドが問題なく表示されるかチェックする。
    縦横比、フォントをチェックする。アニメーションや動画がある場合はそれもチェックする。

  89. Macでプレゼンする場合はケーブルを忘れない。
    変換ケーブルはPCにクリップか何かで付けておくといい。

  90. Macでプレゼンする場合、画像の縦横比がおかしくなることが多い
    諦めるか、前以てチェックする。

  91. OfficeはWin版とMac版で別物と考えた方が良い(Office2013では少なくとも)のでWin機で発表する場合は、Win版で必ずチェックする
    せっかく作ったのに数式の文字化けで何も理解できないファイルになる。

  92. USBメモリにデータを入れて演台に向かう。
    パソコンがフリーズしたり起動しない場合に、即座に他のPCで発表できる。

  93. できればPDF版も作っておく。
    パワポで上手く動かない場合に用いるため。

  94. パワポのスライドの切り替えが保存したタイミングになっていないことを確認
    リハーサルモードで練習すると、そのタイミングで勝手にスライドが変わってしまい混乱する。

  95. 誤字、スペルミスをしない。
    教養が問われる。確率と確立などね。

  96. 見た目は大事
    スライドではなく発表者のです。
    せっかくの発表ですので、寝癖頭でTシャツ・ジーパンで発表するより、 きちんとしたスーツで発表したほうが好感度は高い。
    数学や物理分野や海外では比較的ラフだが、工学の分野で国内の場合はスーツが妥当です。

  97. 発表会場にはできるだけ早く行く。
    初めて行く場合は、道や会場内で迷う。そして場の雰囲気に慣れることも重要。
    また共通PCを用いている場合は、スライドを入れるのは朝一や休憩時のみである。

  98. 一つのスライド内でフォント種類や大きさを揃える。
    2種類もあればじゅうぶん。

  99. 補色を上手く使う。
    反対色も重要だけど、似た色(例えば水色バックの青字、薄ピンクバックの赤字)も使える。
    この辺は伝わるデザインが最もわかりやすい。
    このサイトの製作者の一人の片山さんは金沢大に所属しています。

  100. 赤はプラスの意味、青はマイナスの意味を持つ
    これは僕がそう思うだけかもしれないけど。

  101. 写真の中の大事な部分に字を書きこまない。
    見たい部分が見えないじゃないか。

  102. 写真はそのまま載せず、コントラストや明るさなどを調整する。
    PCの画面では識別できても、プロジェクターはコントラスト比が低いため識別できないことが多い。

  103. 顕微鏡写真にはスケールを入れる。
    サイズをそのまま記載しても可。倍率を書かれてもよくわからない。

  104. 写真に数値や文字を挿入する場合は色に注意する。
    何でも黒文字とせず、SEM写真の場合は白文字が見やすい場合が多い。

  105. 写真の対象物が斜めになっている場合は、切り取って水平になるようにする。
    そうならないように最初からまっすぐになるように撮影する。

  106. 説明は左から右、上から下です。
    文章と同じです。

  107. 図などにおいても入力は左or上で出力は右or下にする。
    これも同じ理由です。

  108. 質問ではDo YouやCan Youの質問にはYes or Noで答える。
    WhatやHow muchなどは数字などを先に答える。
    理由から説明することは、質問者は望んでいない。 理由が聞きたい時は、聞き直します。

  109. わからないときはわからないという。
    いい加減な答えが一番ダメ

  110. 質問は覚えているうちにメモをしておく
    だいたい同じ質問を受けるので、その回答の準備ができるし、実験も行える。

  111. ポンチ絵などを拡大縮小するときに、縦横比のズレに注意。
    文字が細くなったり、平べったくなってることがあります。

  112. ポンチ絵はパワポだけで頑張って作る。
    イラレとかお絵描きソフトはたくさんありますが、パワポはほとんどのPCに入っているので、
    将来的にも再編集しやすい。

  113. パワポの「図形結合」を積極的に用いる。
    空き缶形状は、楕円と長方形を[結合]や[切り出し]を組み合わせることで容易に作成できる。

  114. ポンチ絵はできるだけ斜投影図より等角投影図にする。
    面倒だけど、その方が個人的にはカッコイイ。

  115. 等角投影図は角度が30度(横√3:縦1)なのだが、横2:縦1とするとそれっぽくなる
    お絵かきソフトで描くときにこの方が書きやすい。また統一感が出る。

  116. ポンチ絵で立体を描いたときはひとつの面だけ一段暗い色にする
    すると立体感が増す

  117. 写真とかエクセルのグラフをそのまま貼り付けない。
    データが重くなり、ページ送りに時間がかかります(特にエクセル)。

  118. もし時間に余裕があれば、数日間寝かせてみる
    寝かせることで何故か良いアイデアが浮かんだりするもんです。

  119. 略語で書いてても、発表では略さずに話す
    例えば「η=○○%」を「イータは○○%でした」ではなく「効率は○○%でした」と言おう。

  120. 動画で説明できるものがあれば使ってみよう。
    百聞は一見に如かずです。 ただし事前の動作確認をしておかないと、本番で動かないことがよくあります。

  121. 関連研究をきちんと調査してグラフ等にまとめてみる
    イントロで用いると高評価。 論文を調べるのは時間がかかりますが、それも研究の一つです。

  122. 今後の予定は不要
    まとめだけでいいのかなと思いますよ

  123. 目的は必ず書く。
    たまに目的が無い発表がある。これはダメ。

  124. まとめのスライドには目的に対する回答を記載する。
    目的を達成したのかしていないのかの記載は必須です。
    また実験データの数値も記載する。

  125. 実験結果の評価は具体的に。
    「大きくなった」「小さくなった」ではなく、「何倍大きくなった」「傾き○○で線形に大きくなっている」などと表現する。

  126. 時系列的(研究をした期日順)な発表はしない。
    シャッフルしてストーリーとして理解しやすい形にする。

  127. プレゼンモードがあれば利用してみてもよい。
    次のスライドなどが表示されているので安心感がある。台詞のために用いるわけではないことに注意する。また、当日動かない場合もあるので充分な準備が必要。

  128. 線の太さは1pt以上で描く。
    グラフの軸も同じです。グラフの線はそれ以上の太さを推奨します。
    古いプロジェクタの場合、解像度が悪くで細い線はほとんど見えないことがあります。

  129. 20分以上の発表の場合は、コンテンツ(発表内容)のページを適時挿入するとよい。
    発表内容の切り替えに上手く使える。
    次の発表項目を黒字で、それ以外を薄くするとよりわかりやすい。

  130. スライドを決して戻さない。
    途中で前のスライドを用いたい時は、新しく同じスライドを挿入する。

  131. 卒研発表の場合は、自分のやったことがどこなのかがわかるようにする。
    特に修士学生と共同で研究している場合に、修論発表と同じようなスライドになることが多い。

  132. スライドでは口語表現より体言止めの方がスッキリする。
    「実験を行った」→「実験を実施」、「~~を測定した」→「~~を測定」など。
    ただし体言止めの場合は肯定・否定の違いがわからないので注意が必要である。

  133. 名刺を印刷して持参する。
    発表終了後の休憩時間に質問を受ける場合が多々ある。そのときに名刺があると便利なので学生でも印刷しておくとよい。

  134. 休憩時間に質問をしてみる。
    本当は質問時間に質問するのがいいのだが、わからないことは発表者に聞くのが一番なので、休憩時間でもいいので質問してみよう。
    後で聞こうと思ってももう帰ってしまって、いないという場合もあります。

  135. 固い表現は避ける。
    よく「○○より発表させていただきます」という人がいるが「○○が発表します」で充分である。
    変に丁寧なぎこちない表現になるよりは「です。ます。」でよい。

  136. 質問の意味がわからない場合は、もう一度聞くか確認してみる。
    質問を正しく理解することがまず大事で、必要なら「○○という質問でしょうか」と確認する。

  137. スライドで説明するときに「この図は」ではなく「右の図は」など具体的に説明する。
    「右」「左」「上」「下」という言葉を付け加えるだけで理解度は大幅に向上する。

  138. 図や写真でサイズを説明するときに矢印の付け方に気をつける。
    具体的には|<--- 1 mm --->|が一般的だが、狭い範囲の時は-->| 1 mm |<--の方がよい。

  139. 意味のない矢印(大きめの)を用いない。
    「したがって」「それゆえ」という意味でスライドの結論の前に大きめの矢印を用いている例があるが、 無くても充分に意味はわかる。

  140. 実験条件を表で細かく示さない。
    ごちゃごちゃして見づらいし、だいたい説明不足で聴衆者は理解する時間が無い。
    必要最低限な部分だけ示し、パラメータとして変更した部分は太字や色を付ける。

  141. 構造を変更したグラフがある場合は、数字だけではなく絵もあるとわかりやすい。
    d=100 nmだと幅なのか厚さなのかわからないことがある。

  142. 研究タイトルは練りに練って決める。
    このサイトを見ているということは、タイトルは既に決まっていると思うのだけど、タイトルは発表を聞くかどうかの第1関門なので重要です。

  143. ポスター発表は自分のポスター周りに人を集めることが大事。
    人が集まっている所は何となく気になるものです。なので、まずは誰でもいいので声をかけて聞いてもらおう。

  144. スライドに書いてないことは説明しない。また説明しないことをスライドに書かない。
    スライドを見ながら説明を聞くので、書いてないことをたくさん話されると困る。講演会ではない。
    また書いてあるのに説明がないと、「あれっ?説明無いの??」ってがっかりする。

  145. 揃えることで見た目が向上。
    箇条書きの"左揃え・右揃え・中心揃え"、行間、フォントサイズ、色など揃えられるものはとにかく揃える。

  146. 改行位置は文節で。
    学会発表などでもタイトルにおいて単語の途中で改行されている場合がある。カッコ悪いし理解度が落ちる。意味が切れるところで改行する。

  147. ハンドアウトは必要か?
    スライドを配布することがよくあるが、無くても話はわかるしみんな発表者を見ると思う。
    またハンドアウトのページが一斉にめくれる音が聞こえたときは気持ち悪いし、ということは聴衆者は下しか見ていないわけだ。
    研究室内での発表だったら不要じゃないだろうか?発表後に共有ファイルに残しておけばアーカイブになるわけだし。

  148. 感謝の意は示そう。
    測定装置などを借りた場合など謝辞をきちんとしておく。最初でも最後でも構わない。

  149. 適当なパラメータは用いない。
    分野ごとにパラメータは決まっているので、それに従う。
    新しく定義する場合も、x,yとせず意味のあるパラメータにすること。

  150. パワポで文字の下付き上付きのショートカットは"Ctrl + ;"、"Ctrl + Shift + ;"。
    Wordとはショートカットキーが異なるので注意。

  151. 文字の色は黒ではなく濃いグレーの方が読みやすい。
    これは黒です。これは濃いグレーです。これはグレーです。
    ウェブでは違いがよくわからないと思いますが、スライドでは見やすさが違うので試してみる価値有りです。

  152. 個人のPCを使うときはアップデートをしておくこと。
    Javaのアップデートが頻繁にあります。

  153. WiFiなどインターネットから外しておく。
    メールが起動したりメッセンジャーがポップアップされたりします。

  154. 参考文献の形式は揃える。(例えば「名前、雑誌名、Vol(太字)、発表年、ページ番号」)
    T. Maruyama et al. Jpn. J. Appl. Phys. 45 (2006) 8717.

  155. 「~ら」の英語は"et al."です。
    ピリオドの場所に注意する。

  156. 破線や点線はなるべく用いない。
    グラフなら線の色を変えればよいし、文字を囲う場合なら線は実線もしくはベタ色・線なし。

  157. 図をネットから拝借する場合は、フリーのを使う。
    できるだけ自分で図を作ってみましょう。

  158. レイアウトは4:3がいい。
    ワイドスクリーンはまだ少ない。

  159. パワーポイントではCTRL+Lでレーザポインタが表示される。
    ショートカットキーでやるとスマート

  160. パワーポイントで発表者ツールとなっているときは【表示設定】→【発表者ツールとスライドショーの切り替え】切り替える
    フルスクリーンにして発表者ツール(セリフなどが見える)とスライド画面が逆になっているときは慌てず入れ替える。

    まだまだ続く(かな)。